RET融合陽性非小細胞肺がんにおけるセルペルカチニブ:LIBRETTO-001第I/II相試験からの全生存期間を含む最終的な安全性と有効性。

原題
Selpercatinib in RET Fusion-Positive Non-Small Cell Lung Cancer: Final Safety and Efficacy, Including Overall Survival, From the LIBRETTO-001 Phase I/II Trial.
背景:LIBRETTO-001試験では、RET依存性癌、特に融合陽性非小細胞肺癌(NSCLC)に対する標的療法であるセルペルカチニブが評価された。

方法:この第I/II相、単一群、非盲検試験には、247人の前治療患者と69人の未治療患者が含まれ、約38ヶ月間追跡された。

結果:客観的奏効率(ORR)は、前治療を受けた患者で62%、未治療の患者で83%であった。無増悪生存期間(PFS)中央値は各群でそれぞれ26.2ヵ月および22.0ヵ月であったが、全生存期間中央値は前治療を受けた患者で47.6ヵ月であった。測定可能なCNS転移を有する被験者では、CNS-ORRは85%であった。

結論:セルペルカチニブは持続的な有効性と管理可能な安全性を示し、融合陽性NSCLCにおいて有意な奏効を維持した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02076
PMID: 39983053

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