原題
Stereotactic body radiotherapy with carbon ions as local ablative treatment in patients with primary liver cancer.
背景:肝癌は癌関連死亡の主要な原因であり、効果的な治療を必要とする。この研究では、切除不能肝癌に対する炭素イオン線治療(CIRT)と光子ベースの体幹部定位放射線治療(SBRT)を比較した。
方法:2011年から2022年までにCIRTで治療した36人の患者とSBRTで治療した20人の患者を後ろ向きに分析し、生存、局所制御、および毒性を評価した。
結果:CIRTは92.3%の2年局所制御率と有意に長い無遠隔転移生存期間中央値(3.1年対0.9年)を達成した。2年目の全生存率はCIRTで100%であったのに対し、SBRTでは59.6%であった。
結論:CIRTはSBRTよりも優れた局所制御および腫瘍学的転帰を示しており、さらなる大規模研究が必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02594-y
PMID: 39966902
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