以前に照射された患者の切除不能な再発頭頸部がんに対するサルベージ同時化学放射線療法への温熱療法の追加を評価する第II相臨床試験。

原題
Phase II clinical trial assessing the addition of hyperthermia to salvage concurrent chemoradiotherapy for unresectable recurrent head and neck cancer in previously irradiated patients.
背景:この第II相試験では、以前に放射線療法で治療された切除不能な再発頭頸部癌に対するサルベージ同時化学放射線療法(CCRT)における温熱療法の安全性と有効性を評価した。

方法:非転移性患者は、42°Cを維持する週1回の温熱療法セッション、および6週間のシスプラチンとドセタキセルの同時併用とともに、10 Gyの放射線ブーストとそれに続く40 Gyを受けた。主要評価項目は全奏効率(ORR)であった。

結果:35人の患者のうち、ORRは82.9%であり、全生存期間中央値は32.8ヶ月であった。毒性は管理可能であり、グレード3~4の血液学的合併症が発生したが、グレード5の毒性は報告されなかった。

結論:温熱療法は、許容可能な副作用で、この患者集団における腫瘍反応と生存を有意に改善する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02585-z
PMID: 39920700

コメント

タイトルとURLをコピーしました