放射線療法サービスの利用に影響を及ぼす認識された障壁および促進因子:スコーピングレビューの結果-患者および部門レベルの影響。

原題
Perceived barriers and facilitators affecting utilisation of radiation therapy services: Scoping review findings – Patient and department level influences.
背景:がん患者に対する放射線治療(RT)の有益性を支持する証拠があるにもかかわらず、その利用は低いままである。このスコーピングレビューでは、RTの使用に影響を及ぼす障壁と促進因子について検討する。

方法:RT利用の障壁および促進因子について報告した1993年から2023年までの研究について、4つのデータベース(Medline、Embase、Scopus、CINAHL)にわたって系統的検索を実施し、340件の研究を対象とした。

結果:研究の大部分(88%)は患者の影響に焦点を当てており、共通のテーマは、アクセス可能性の問題(55%)、受容可能性(30%)、手頃な価格(46%)、知識(31%)、および健康人口統計(79%)であった。部門レベルの調査(71%)では、インフラストラクチャと人員配置の問題が強調された。

結論:これらの障壁を認識することは、癌患者のRTアクセスを強化するための介入に情報を提供する可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110725
PMID: 39826755

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