現代の放射線治療を受けた乳癌の生存者では、心肺下部構造の線量は心肺適応能と相関していない。

原題
Cardiopulmonary Substructure Doses are Not Correlated With Cardiorespiratory Fitness Among Breast Cancer Survivors Treated With Contemporary Radiation Therapy.
背景:乳癌放射線治療(RT)は歴史的に約5 Gyの平均心臓線量(MHD)を含み、心肺毒性と関連している。本研究は、心臓下部構造線量評価に人工知能(AI)を使用し、RT後の心肺フィットネスとの関連を検討することを目的とした。

方法:65人の乳癌生存者におけるAI自動セグメント化心肺下部構造。心肺フィットネスは、RT後2.3年の中央値で測定され、線形回帰を使用して用量の関連性を評価した。

結果:MHDの中央値は0.64 Gyであった。左側RTおよび回転型強度変調放射線治療ではより高い線量が発生した。線量とフィットネスの低下との間に有意な関連性は認められなかった。

結論:高度なRT技術は心肺線量を減少させ、技術と癌の側性に関連した有意な線量依存性を明らかにした。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101613
PMID: 39777365

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