少数転移を伴うステージIVの非小細胞肺癌に対する全身化学療法と併用した積極的な局所地固め療法に関する単群多施設共同第II相試験:CURE-OLIGO(TORG1529)。

原題
Single-arm multicenter phase II study on aggressive local consolidative therapy in combination with systemic chemotherapy for stage IV non-small cell lung carcinoma with oligometastases: CURE-OLIGO (TORG1529).
背景:少数転移を伴うステージIVの非小細胞肺癌(NSCLC)は、根治的治療により治癒可能である。この研究では、化学放射線療法(CRT)と局所地固め療法(LCT)の併用の有効性と安全性を評価した。

方法:多施設第II相試験には、胸郭異常のためにCRTを受け、その後8週間以内にLCTを受けたステージIVのNSCLC患者が含まれた。主要評価項目は2年生存率であった。

結果:19人の患者が登録され、奏効率は58%、2年生存率は68.4%であった。無増悪生存期間および全生存期間の中央値は、それぞれ8.6ヵ月および42.1ヵ月であった。

結論:積極的なLCTと組み合わせたCRTは、少数転移を伴うNSCLCの生存期間を延長し、局所制御を改善する可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02577-5
PMID: 39755666

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