HER2+早期乳癌(EBC)患者における術前補助療法中の残存病変(RD)の生物学的特性および遺伝子の発現変化の予後的価値。

原題
Prognostic value of residual disease (RD) biology and gene expression changes during the neoadjuvant treatment in patients with HER2+ early breast cancer (EBC).
背景:本研究では、トラスツズマブとラパチニブおよび/または化学療法薬を併用した4件の試験において、術前補助療法中のHER2+早期乳癌における腫瘍および免疫の変化、ならびに残存病変(RD)に対するそれらの影響を調査する。

方法:研究者らは、イベントフリー生存率(EFS)を評価するために単変量および多変量Cox回帰を用いて、169対のサンプルを含む452のRDサンプルからの腫瘍および免疫遺伝子の発現を分析した。

結果:B細胞およびCD8 T細胞シグネチャーの増加を伴う免疫活性化とともに、HER 2-エンリッチドから正常様およびluminal Aへの内因性サブタイプのシフトが認められた。ベースラインのサブタイプは、RDにおける免疫シグネチャーよりも良好な予後情報を提供した。

結論:腫瘍バイオマーカーは診断時により多くの情報を提供するが、免疫バイオマーカーはRDにおけるEFSをよりよく予測する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.12.010
PMID: 39706338
Open Access

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