原題
SWOG S1815: A Phase III Randomized Trial of Gemcitabine, Cisplatin, and Nab-Paclitaxel Versus Gemcitabine and Cisplatin in Newly Diagnosed, Advanced Biliary Tract Cancers.
背景:SWOG S1815試験では、新たに診断された進行胆道癌(BTCs)患者において、ゲムシタビン、ナブパクリタキセル、およびシスプラチン(GAP)のゲムシタビンおよびシスプラチン(GC)に対する有効性を評価した。
方法:切除不能または転移性BTCを有する患者を、2:1の比率でGAPまたはGCのいずれかを受けるように無作為に割り付け、治療は21日サイクルの特定の日に実施した。
結果:適格な被験者441人において、全生存期間はGAP(14.0ヵ月)とGC(13.6ヵ月)で同程度であり、無増悪生存期間中央値も同程度であった。GAPは特定のサブセットにおいて潜在的なベネフィットを示したが、統計的有意性はなかった。
結論:ゲムシタビン-シスプラチンレジメンにナブパクリタキセルを追加しても、新たに診断されたBTCの全生存率は改善されず、毒性が増加した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01383
PMID: 39671534
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