原題
Genomic correlates of response and resistance to the irreversible FGFR1-4 inhibitor futibatinib based on biopsy and circulating tumor DNA profiling.
背景:共有結合型FGFR1-4阻害薬であるフチバチニブは、腫瘍治療薬として承認されている。本研究では、FOENIX試験で治療された多様な腫瘍タイプの組織生検および循環腫瘍DNA(ctDNA)からのゲノムデータを解析する。
方法:本研究では、進行固形腫瘍および胆管細胞癌の第Ib/II相試験からctDNAサンプルを採取した患者を対象とし、FGFRの変化、反応の関連性、および耐性パターンに焦点を当てた。
結果:300人の患者から、226人が分析され、62%が胆管細胞癌であった。ctDNAにおけるFGFR変化の検出率は様々であり、客観的奏効率はTP53の状態に影響されなかった。耐性変異は主にFGFRキナーゼドメインにあった。
結論:この解析は、FGFR阻害薬候補を同定し、耐性機序を理解するためのctDNAの可能性を強調している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.11.017
PMID: 39672383
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