ホジキンリンパ腫の高齢者における最前線の治療法としてのニボルマブとドキソルビシン、ビンブラスチン、ダカルバジンの第II相試験。

原題
Phase II Trial of Nivolumab Plus Doxorubicin, Vinblastine, Dacarbazine as Frontline Therapy in Older Adults With Hodgkin Lymphoma.
背景:この第I/II相試験では、古典的ホジキンリンパ腫(cHL)の高齢者(60歳以上)に対する初回治療として、ニボルマブとドキソルビシン、ビンブラスチン、およびダカルバジン(N-AVD)の併用を評価した。

方法:40人の患者がニボルマブと共に6サイクルのAVDを受けたが、高齢者評価は治療前に実施された。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)であった。

結果:年齢中央値は66歳であり、ベースライン時に有意な障害が認められた。49ヶ月の追跡調査では、3年PFSおよび全生存率(OS)は79%および97%であった。半数がグレード3/4の有害事象を経験し、4人の患者が治療を中止した。

結論:N-AVDは、様々な高齢者障害にもかかわらず、cHLを有する高齢者において有効であり、忍容性も良好である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01278
PMID: 39661923

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