術前補助療法後の筋層浸潤性膀胱癌におけるリンパ節転移の発生を予測するノモグラム。

原題
A Predictive Nomogram for Development of Lymph Node Metastasis in Muscle-Invasive Bladder Cancer Following Neoadjuvant Therapy.
背景:術前補助化学療法(NAC)後の骨盤リンパ節転移(ypN+)は非転移性筋層浸潤性ぼうこう癌(nmMIBC)の予後不良を示す。本研究は、臨床的リンパ節転移陰性(cN0)nmMIBCにおけるypN+の可能性と全生存(OS)への影響を予測するノモグラムを開発することを目的とした。

方法:この研究では、ロジスティック回帰およびFine-Grayモデルを使用して、2004年から2020年までにNACおよび手術を受けたcT2-4N0M0膀胱がん患者の全国がんデータベースからのデータを分析した。

結果:6194人の患者のうち、ノモグラムは高リスク患者の22.8%および低リスク患者の8.0%でypN+を同定し、OS中央値はそれぞれ36.1ヵ月および74.0ヵ月であった。

結論:このノモグラムはypN+を予測するための新しいツールであり、高悪性度nmMIBC患者の治療決定の指針となる可能性がある。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101671
PMID: 39655154

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