原題
Tremelimumab and durvalumab as neoadjuvant or non-operative management strategy of patients with microsatellite instability-high resectable gastric or gastroesophageal junction adenocarcinoma: the INFINITY study by GONO.
背景:切除可能な胃/胃食道接合部腺癌(GAC/GEJAC)では、マイクロサテライト不安定性(MSI-H)は生存率の改善を示すが、化学療法の有益性は限られている。免疫療法により、化学療法や手術が不要になる場合がある。
方法:INFINITY第II相試験では、MSI-Hの切除可能なGAC/GEJACにおける術前補助療法としてのオキサリプラチン+durvalumab(T300/D)の安全と効果を評価した。
結果:コホート1は60%の病理学的完全奏効(pCR)を示した。28.1ヶ月後、無増悪生存率および全生存率はそれぞれ85%および92%であった。コホート2では、75%が臨床的完全奏効(cCR)を達成し、12ヶ月無胃切除生存率は64.2%であった。
結論:T300/Dは、dMMR/MSI GAC/GEJACにおける化学療法を行わない術前治療として有望であり、より大規模な試験でのさらなる調査を支持している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.11.016
PMID: 39637944
Open Access
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