原題
Obecabtagene Autoleucel in Adults with B-Cell Acute Lymphoblastic Leukemia.
背景:Obecabtagene autoleucel(obe-cel)は、CD19を標的とするCAR T細胞療法であり、B細胞急性リンパ芽球性白血病(ALL)の治療において毒性を最小限に抑えながら持続性を高めるように設計されている。
方法:第1b-2相多施設研究では、再発/難治性ALLの成人を対象に、コホート2Aにおける全寛解に焦点を当て、安全性とともに無イベント生存期間および全生存期間を評価した。
結果:153人の患者のうち、83%がobe-celを受けた。コホート2A(患者94人)では、全寛解は77%、完全寛解は55%であった。無イベント生存期間および全生存期間の中央値は、それぞれ11.9ヵ月および15.6ヵ月であった。重度の毒性はまれであった。
結論:再発/難治性B細胞ALLの成人において、Obe-celは高い持続的奏効率を示し、重度の免疫関連副作用は最小限であった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2406526
PMID: 39602653
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