最初に切除不能な結腸直腸肝転移に対する第一選択の全身治療:CAIRO5無作為化臨床試験の事後解析。

原題
First-Line Systemic Treatment for Initially Unresectable Colorectal Liver Metastases: Post Hoc Analysis of the CAIRO5 Randomized Clinical Trial.
**背景:**本研究では、切除不能な大腸がん肝転移(CRLM)を有する患者に対する治療レジメンの長期アウトカムを評価し、様々な併用の有効性を調査する。

**方法:**第3相CAIRO5試験では、オランダおよびベルギーの47施設の患者530人を、FOLFOXIRIとベバシズマブ、またはFOLFIRIとベバシズマブまたはパニツムマブのいずれかを含む様々な治療の組み合わせを受ける群に無作為に割り付けた。

**結果:**FOLFOXIRIは、FOLFIRIと比較して、奏効率およびR0/R1切除/アブレーションの増加と関連していた。完全な局所治療後の全生存期間は最も長く、補助化学療法は全生存期間および無再発生存期間の改善と関連していた。

**結論:**この知見は、切除不能なCRLMに対してFOLFOX/FOLFIRI-ベバシズマブを使用することを推奨しており、補助化学療法は患者の転帰を向上させる可能性がある。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.5174
PMID: 39570583

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