(68)Ga-FAPI PET/CTが様々な癌患者226人のコホートにおける病期分類および腫瘍学的管理に及ぼす影響。

原題
Impact of (68)Ga-FAPI PET/CT on Staging and Oncologic Management in a Cohort of 226 Patients with Various Cancers.
背景:Ga-線維芽細胞活性化蛋白質阻害剤(FAPI)PET/CTは原発性及び転移性腫瘍の検出に可能性を示した新しい画像技術である。しかし、その臨床的影響に関する信頼できるデータは不足している。
方法:本研究では、Ga-FAPI PET/CTの臨床的影響を評価するために、様々な腫瘍を有する患者226人の大規模コホートを分析した。TNM病期および管理は、ゴールドスタンダードの画像検査を用いて最初に決定され、Ga-FAPI PET/CTの結果と比較された。病期および管理の変化は、重大または軽微に分類された。
結果:Ga-FAPI PET検査/CT検査により、患者の42%でTNM病期が変化し、そのほとんどが病期の上昇をもたらした。臨床管理は患者117人で変化し、患者の12%で大きな変化が生じた。臨床上の影響が最も大きかったのは、肺癌、膵癌、頭頚部腫瘍であった。
結論:Ga-FAPI PET/CTは、TNMステージと臨床管理に大きな影響を与える。従来の放射線画像診断法と比較して、癌のステージを改善するための貴重なツールとして有望である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266046
PMID: 37678928

コメント

タイトルとURLをコピーしました