基準マーカーのない肝内胆管癌に対する呼吸同期陽子線治療。

原題
Respiratory-gated proton beam therapy for intrahepatic cholangiocarcinoma without fiducial markers.
背景:肝内胆管癌(ICC)は治療が困難な肝癌であり、特に切除不可能な症例では予後不良である。本研究では、ICCの基準マーカーを用いない呼吸同期陽子線治療の有効性と毒性を評価した。

方法:2011年10月から2022年2月まで、年齢中央値71歳の24人の患者が、4次元コンピュータ断層撮影計画を使用して、48〜83.6 Gyの範囲の線量で20〜38分割で陽子線治療を受けた。

結果:生存期間中央値は28か月で、2年全生存率は51%であった。局所腫瘍制御率は73%であり、基準マーカーを用いた技術と同等であった。

結論:この治療法はICCに対して効果的で低侵襲な治療法であり、有望な局所制御と管理可能な副作用を提供する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02550-2
PMID: 39538328

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