陽子線治療によるH&N/CNSの悪性腫瘍の治療後に重度の聴覚障害のリスクがある小児患者の特定。

原題
Identifying paediatric patients at risk of severe hearing impairment after treatment for malignancies of the H&N/CNS with proton therapy.
背景:本研究は、頭頸部(H&N)または中枢神経系(CNS)悪性腫瘍に対して陽子線治療(PT)で治療された小児患者における重度の聴覚障害(HI)を予測するためのKeiltyらによる2021リスク計算モデルを検証することを目的とした。

方法:2010年2月から2022年2月までにPTで治療された18歳以下の患者のデータを、PT時の年齢および蝸牛線量を含めて収集し、R v 4.3.1を用いて分析した。

結果:587人の患者の中で、このモデルは優れた識別能力(16%のカットオフ)を示したが、較正は実際のイベントと比較してリスクの過大評価を示した。

結論:Keiltyモデルは高リスク患者を効果的に同定したが、重症HIの実際のリスクは予測より低かった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110597
PMID: 39490418

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