原題
Irradiated Bone Marrow Volume is Associated with Hematologic Toxicity in Patients with Multiple Myeloma.
背景:緩和的放射線療法(RT)は多発性骨髄腫(MM)に有効であるが、血液毒性(HT)を引き起こす可能性がある。本研究では、緩和的RTを受けるMM患者において、10 Gyを受ける骨髄容積(BMV10Gy)とHTとの関連を検討した。
方法:2007〜2023年に緩和的RTで治療した125人のMM患者の後ろ向き分析を行い、治療後の臨床検査値と臨床的HTを評価した。
結果:BMV10Gyと臨床的HTとの間に有意な関連が見出され、以前に再発した患者(3回以上の治療)ではHTのオッズが上昇した。
結論:この研究は、MM患者のHTリスクを低下させるために、病歴を評価し、照射されたBM量を最小限に抑えることの重要性を強調している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.10.017
PMID: 39471903
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