早期浸潤性小葉癌に対する加速部分乳房照射。

原題
Accelerated Partial Breast Irradiation for Early-Stage Invasive Lobular Carcinoma.
背景:浸潤性小葉癌(ILC)は浸潤性乳癌の10〜15%を占めるが、ILCに対する加速部分乳房照射(APBI)を支持する証拠は乏しく、現在のガイドラインではその使用を推奨していない。

方法:本研究では、プロスペクティブな施設データベースからのデータを利用して、2010年から2022年までに乳房温存手術後にAPBIで治療された132人のILC患者を分析した。測定したアウトカムには、局所再発(LR)および全生存(OS)が含まれた。

結果:追跡期間中央値39ヵ月および530人・年で、48ヵ月LR割合は3.0%、OSは98%であった。ほとんどの症例がエストロゲン受容体陽性であった。

結論:ILCにおけるAPBIは有望な結果を示しており、より大規模な研究でのさらなる調査が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.10.024
PMID: 39461598

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