肝細胞癌患者における術前補助免疫チェックポイント阻害薬投与後の病理学的反応:試験間、患者レベルの解析。

原題
Pathological response following neoadjuvant immune checkpoint inhibitors in patients with hepatocellular carcinoma: a cross-trial, patient-level analysis.
背景:術前補助免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は、肝切除前の肝細胞がん(HCC)の病理学的退縮を促進する可能性を示している。本研究では、ICI療法後の病理学的反応の特徴と無再発生存率との関係を分析した。

方法:いくつかの国で手術前にICIで治療された111人のHCC患者からのデータをプールした試験間分析では、腫瘍退縮率に基づいて病理学的反応を評価し、それらを放射線学的反応および無再発生存率と相関させた。

結果:主要な病理学的反応は患者の32%で発生し、無再発生存期間は主要反応または完全反応を達成した患者で有意に長かった。改善されたアウトカムに対して90%の回帰閾値が特定された。

結論:ICI療法後の腫瘍退縮レベルは、より良好な無再発生存率を予測するものであり、無作為化試験によるさらなる検証が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00457-1
PMID: 39437804

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