原題
Cediranib and Olaparib Combination Compared With Cediranib or Olaparib Alone, or Chemotherapy in Platinum-Resistant or Primary Platinum-Refractory Ovarian Cancer: NRG-GY005.
背景:本研究では、プラチナ製剤耐性または難治性の上皮性卵巣癌(PROC)を対象に、セディラニブ、オラパリブ、およびそれらの併用の標準治療化学療法(SOC)に対する有効性を評価した。
方法:4群第II/III相試験であるNRG-GY005では、過去に1~3回の治療を受けたPROC患者を登録した。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)であり、副次評価項目には客観的奏効率(ORR)および患者報告アウトカムが含まれた。
結果:562人の患者のうち、PFS中央値は3.4カ月(SOC)、5.2カ月(セディラニブ/オラパリブ)、4カ月(セディラニブ)であり、OS中央値はそれぞれ13.6カ月、12.8カ月、10.5カ月であった。安全性に関する新たな懸念は報告されなかった。
結論:セディラニブを含む治療は臨床活性を示したが、SOCより優れているわけではなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00683
PMID: 39361946
コメント