ID H変異1 p/19 q同時欠失グレード3乏突起膠腫における放射線療法と併用した第一選択のプロカルバジン、CCNU、およびビンクリスチンまたはテモゾロミドに関連する生存転帰。

原題
Survival Outcomes Associated With First-Line Procarbazine, CCNU, and Vincristine or Temozolomide in Combination With Radiotherapy in IDH-Mutant 1p/19q-Codeleted Grade 3 Oligodendroglioma.
**背景:**放射線療法(RT)を受けているIDH変異1 p/19 q共欠失グレード3乏突起膠腫(O3)患者に対する最適な化学療法レジメンは、PCVとTMZを比較した無作為化試験がないため、依然として不明である。

**方法:**本研究では、フランスのPOLAコホートから新たに診断されたO3患者を対象に、カプラン・マイヤー法およびCox回帰を用いて、一次治療としてのPCV/RTとTMZ/RTの全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)を評価した。

**結果:**305人の患者を対象としたこの研究では、PCV/RTではOS中央値に達しなかったが、TMZ/RTでは140ヵ月であったことが明らかになった。PCV/RTは有意に良好な5年および10年OS率を示した。

**結論:**一次治療としてのPCV/RTは、新たに診断されたO3の治療においてTMZ/RTよりも有効であり、さらなる無作為化試験の必要性が強調された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00049
PMID: 39356975

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