NRG Oncology CC001で脳転移に対して全脳照射を受けた患者における条件付き神経認知機能障害リスクの探索的解析:条件付き神経認知毒性リスク。

原題
An Exploratory Analysis of the Conditional Neurocognitive Function Failure Risk in Patients Receiving Whole Brain Radiotherapy for Brain Metastases on NRG Oncology CC001: Conditional Neurocognitive Toxicity Risk.
背景:本研究では、脳転移を有する患者における全脳放射線療法(WBRT)後の神経認知機能障害(NCFF)の条件付きリスクを推定し、経時的な予後因子の関連性を評価する。

方法:NRG Oncology CC001からの518人の患者の事後分析を実施し、WBRTζ+ζメマンチンと海馬回避WBRTζ+ζメマンチンを比較した。NCFFの月毎のハザード率および累積発生率を算出し、原因特異的多変量Coxモデリングによりリスク因子を評価した。

結果:6か月までに、NCFFの累積リスクは64%であった。最も高いハザード率は治療後2〜3か月で発生し、その後減少した。HA-WBRTと若年が防御因子であった。

結論:NCFFのリスクは治療後早期にピークに達し、時間とともに減少することから、緩和戦略は最初の数カ月に焦点を当てるべきであることが示された。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.029
PMID: 39332644

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