原題
Safety and clinical activity of BMS-986365 (CC-94676), a dual androgen receptor ligand-directed degrader and antagonist, in heavily pretreated patients with metastatic castration-resistant prostate cancer.
背景:アンドロゲン受容体(AR)を標的とする二重機構リガンド指向性分解剤であるBMS-986365は、アンドロゲン受容体経路阻害剤(ARPIs)で進行した後の転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の治療のために探索されている。
方法:この第1相試験(NCT04428788)には、アンドロゲン除去療法、ARPI、およびタキサン化学療法後に進行した患者が登録された。安全性、忍容性、および最大耐量に焦点を当てて、900 mgまでのBMS-986365の1日2回の用量漸増および拡大が含まれた。
結果:95人の患者を登録したところ、治療に関連する一般的な有害事象には、QT間隔の延長(47%)および徐脈(34%)が含まれた。PSA50は32%であり、rPFS中央値は6.3ヵ月であり、化学療法未治療患者のアウトカムが良好であることを示した。
結論:BMS-986365は忍容性が高く、ARPIに対する耐性を克服する上で有望であり、ARの突然変異状態にかかわらず患者に有益である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.09.005
PMID: 39293515
Open Access
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