プラチナ製剤を使用しない期間が6ヵ月を超える再発卵巣がんに対するAtezolizumabとプラチナ製剤の併用およびNiraparibによる維持療法:ENGOT-OV41/GEICO 69-O/ANITA第III相試験。

原題
Atezolizumab Combined With Platinum and Maintenance Niraparib for Recurrent Ovarian Cancer With a Platinum-Free Interval >6 Months: ENGOT-OV41/GEICO 69-O/ANITA Phase III Trial.
背景:本研究では、晩期再発再発卵巣癌患者を対象に、プラチナ製剤ベースの化学療法と併用したatezolizumabの有効性と、それに続くniraparibの維持療法の有効性を評価した。

方法:第III相ENGOT-OV41/GEICO 69-O/ANITA試験では、1つまたは2つの以前の化学療法ラインを受けた417人の患者を無作為化し、主要エンドポイントとして無増悪生存期間(PFS)を評価した。

結果:Atezolizumabは、標準治療(ハザード比、0.89)と比較してPFSを有意に改善せず(11.2ヵ月対10.1ヵ月)、客観的奏効率は両群で同程度であった(45%対43%)。

結論:併用療法は、この患者集団においてPFSまたは全奏効率を向上させなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00668
PMID: 39292975

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