手術可能な膀胱がんにおける術前補助化学療法を伴う周術期durvalumab。

原題
Perioperative Durvalumab with Neoadjuvant Chemotherapy in Operable Bladder Cancer.
背景:シスプラチンに適格な筋層浸潤性膀胱癌の標準治療には、ネオアジュバント化学療法とそれに続く根治的膀胱摘除術が含まれる。周術期免疫療法は転帰を改善する可能性がある。

方法:この第3相試験では、ゲムシタビン-シスプラチンによる術前補助durvalumab療法またはゲムシタビン-シスプラチン単独のいずれかを受けた後、膀胱摘除術および術後補助durvalumab療法を受ける群に患者を無作為に割り付けた。

結果:計1,063名の患者が登録された。durvalumab群の24ヶ月無イベント生存率は67.8%であったのに対し、対照群では59.8%であった(P<0.001)。全生存率はそれぞれ82.2%対75.2%であった(P=0.01)。有害事象は両群で同程度であった。 結論:術前補助化学療法を併用した周術期durvalumabは、化学療法単独と比較して、無イベント生存率および全生存率を有意に改善する。 Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4) DOI: 10.1056/NEJMoa2408154
PMID: 39282910

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