リヒタートランスフォーメーションびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(MOLTO)におけるatezolizumab、venetoclax、およびobinutuzumabの併用:多施設共同、単群、第2相試験。

原題
Atezolizumab, venetoclax, and obinutuzumab combination in Richter transformation diffuse large B-cell lymphoma (MOLTO): a multicentre, single-arm, phase 2 trial.
背景:Richter形質転換のび漫性大細胞型B細胞リンパ腫変異体(DLBCL-RT)はしばしば化学療法に抵抗性であり、転帰不良につながる。本研究では、DLBCL-RT患者を対象に、atezolizumab、venetoclax、およびobinutuzumabを併用した無化学療法治療を評価した。

方法:第2相多施設共同試験では、生検で証明されたDLBCL-RT患者を登録し、治療35サイクル後の全奏効率を評価し、67%の奏効率を目標とした。

結果:登録された28人の患者のうち、67.9%がサイクル6までに反応した。重篤な有害事象は患者の61%に発生し、ほとんどが好中球減少であり、2人の死亡は有害事象に関連していた。

結論:この三剤併用療法は有効かつ安全であり、DLBCL-RTに対する新しい第一選択治療としての可能性を示している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00396-6
PMID: 39270702

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