原題
Long-Term Follow-Up of the Prospective Randomized AATT Study (Autologous or Allogeneic Transplantation in Patients With Peripheral T-Cell Lymphoma).
背景:本研究では、第III相無作為化試験において、自家(autoCT)または同種幹細胞移植(alloSCT)のいずれかを受けた末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)の若年患者の転帰を調査した。
方法:alloSCT(n=26)またはautoSCT(n=41)のいずれかを受けた合計67人の患者を、イベントフリー生存率(EFS)、全生存率(OS)、および進行/再発率について分析した。
結果:7年EFS率は、alloSCTで38%、autoSCTで34%であり、OSはそれぞれ55%と61%であった。特に、再発率はalloSCT群の方が大幅に低かった(8%対55%)。
結論:AlloSCTは、第一選択の地固め療法としては推奨されないが、その有効性のために、再燃したPTCLを有する若年の移植適格患者に好まれる。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00554
PMID: 39270145
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