米国に関連する太平洋諸島における子宮頸癌の発生率。

原題
Cervical Cancer Incidence in the US-Affiliated Pacific Islands.
背景:WHOは公衆衛生問題としての子宮頸癌を排除することを目指しており、特に米国関連太平洋諸島(USAPI)において、効果的なモニタリングと地域戦略のための正確な発生率推定を必要としている。

方法:この横断的研究では、2007年から2020年の間に浸潤子宮頚癌と診断された20歳以上の女性を対象に、パシフィック・領域・セントラル・キャンサー・レジストリからの集団ベースのデータを分析し、USAPIにおける年齢標準化発生率を米国における発生率と比較した。

結果:合計409例が診断され、USAPIにおける発生率は女性100,000人当たり21.7から22.1の範囲であった。その割合はマーシャル諸島共和国(RMI)およびミクロネシア連邦(FSM)で最も高く、米国と比較して有意な格差があった。

結論:子宮頸癌は、USAPI、特にRMIにおいて、依然として重大な公衆衛生上の問題である。発生率を低下させるためには、ワクチン接種およびスクリーニングにおける対象を絞った取り組みが極めて重要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.3675
PMID: 39264606

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