原題
Doxorubicin-Trabectedin with Trabectedin Maintenance in Leiomyosarcoma.
背景:本研究では、ドキソルビシンにトラベクテジンを追加し、その後トラベクテジンを維持することで、ドキソルビシン単独と比較して進行性平滑筋肉腫の治療効果が高まるかどうかを調査した。
方法:第3相試験では、転移性または切除不能な平滑筋肉腫を有する未治療の患者を、ドキソルビシン単独群またはドキソルビシン+トラベクテジン群のいずれかにランダムに割り付け、その後、併用群に対して維持療法を実施した。
結果:150人の患者のうち、ドキソルビシン-トラベクテジン群の全生存期間中央値は33ヶ月であったのに対し、ドキソルビシン単独群では24ヶ月であった。無増悪生存期間も併用治療群で改善した。
結論:併用療法は、有害事象の増加と関連しているが、生存転帰を有意に向上させる。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2403394
PMID: 39231341
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