切除可能な食道扁平上皮癌に対する術前補助化学療法後または化学放射線治療後の生存率:ランダム化臨床試験のプール分析。

原題
Survival after neoadjuvant chemotherapy or chemoradiotherapy for resectable esophageal squamous cell carcinoma: A pooled analysis of randomized clinical trials.
背景:局所進行食道扁平上皮癌(ESCC)における術前化学放射線治療(nCRT)と術前化学放射線治療(nCT)の有効性は依然として不明であり、最適な治療レジメンについてのさらなる調査が必要である。

方法:Kaplan-Meier曲線からのイベント発生までの時間アウトカムに焦点を当てて、プロスペクティブ無作為化臨床試験の系統的レビューを実施した。固定効果モデルを用いて、nCRTとnCTの全生存期間(OS)および無病生存期間(PFS)を評価するために、個々の患者データ(IPD)を再構築した。

結果:1162人の患者を対象とした6件の試験では、nCTと比較してnCRTの有意なOS(HR=0.81)およびPFS(HR=0.79)の有益性が明らかにされた。

結論:nCRTは切除可能なESCCにおいて優れた生存転帰を示し、その臨床使用を支持している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110517
PMID: 39218039

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