Atezolizumab+ベバシズマブ投与後に持続的部分奏効または持続的安定を示した肝細胞癌患者の臨床転帰と組織学的所見。

原題
Clinical Outcomes and Histologic Findings of Patients With Hepatocellular Carcinoma With Durable Partial Response or Durable Stable Disease After Receiving Atezolizumab Plus Bevacizumab.
背景:本研究では、atezolizumab+bevacizumab(atezo-bev)による治療後に持続的部分奏効(PR)または安定(SD)を達成した肝細胞癌(HCC)患者の転帰を、残存腫瘍の組織病理学的特徴とともに検討した。

方法:分析は、IMbrave150研究のatezo-bev群に焦点を当て、6ヶ月以上持続する持続的反応を定義した。atezo-bev後に腫瘍切除を受けた日本および台湾の実際のコホートも分析した。

結果:持続的奏効のうち、PRの77.8%およびSDの28.5%が確認された。病理学的完全奏効(PCR)は、PR腫瘍の方がSD腫瘍よりも頻度が高かった(57.7%対16.7%)。

結論:atezo-bev療法からの持続的PRを有する患者は、おそらくPCRの高い割合のために、一般的に良好な結果を有し、さらなる治療決定のためにPCRの早期同定の必要性を示唆した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00645
PMID: 39197119

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