原題
Effect of complete transurethral resection on oncologic outcomes after radiation therapy for muscle-invasive bladder cancer.: Transurethral resection in radiation therapy.
背景:本研究では、放射線療法前に完全経尿道的腫よう切除術(TURBT)を受けた非転移性筋層浸潤性ぼうこう癌(MIBC)患者と不完全経尿道的腫よう切除術(TURBT)を受けた非転移性筋層浸潤性ぼうこう癌(MIBC)患者の腫よう学的転帰を評価した。
方法:2002年から2018年の間にカナダの10施設で根治的放射線療法を受けた757人の患者について、生存転帰を評価するために治療重み付けの逆確率を用いて後ろ向き分析を行った。
結果:患者のうち、66%が完全なTURBTを受けた。ベースライン特性のバランスをとった後、調整後の生存分析では、2群間で5年全生存期間、がん特異的生存期間、無転移生存期間、または無病生存期間に有意差は示されなかった。
結論:TURBTの程度は、放射線療法を受けているMIBC患者の腫瘍学的転帰に影響しないようである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.08.036
PMID: 39186955
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