原題
Evaluating coronary arteries and predicting MACEs using CCTA in lung cancer patients receiving chemotherapy or chemoradiotherapy.
背景:本研究では、化学療法(CHT)または化学放射線療法(CRT)を受けている肺癌患者において、癌治療に関連した冠動脈障害の検出および主要有害心血管イベント(MACE)の予測における冠動脈コンピュータ断層撮影血管造影(CCTA)の有効性を検討した。
方法:CHT/CRTの前後にCCTAを受けた697人の肺癌患者からの後ろ向きデータを分析し、治療群と一致した対照群の間でパラメータ(FAI、CACスコアなど)を比較した。
結果:CHT/CRT患者は、CCTAパラメータの有意な変化、特に治療後のCT-FFRの低下およびFAIの上昇を示し、これらのパラメータとMACEとの間に関連が検出された。
結論:CT-FFRおよびFAIは、CHTまたはCRTを受けている肺癌患者において、治療に関連した冠動脈障害を検出し、MACEを予測する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110498
PMID: 39182582
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