進行黒色腫における一次治療としてのニボルマブ+レラトリマブ対ニボルマブ+イピリムマブ:RELATIVITY-047およびCheckMate 067試験データを用いた間接的治療比較。

原題
First-Line Nivolumab Plus Relatlimab Versus Nivolumab Plus Ipilimumab in Advanced Melanoma: An Indirect Treatment Comparison Using RELATIVITY-047 and CheckMate 067 Trial Data.
背景:ニボルマブ+リラトリマブおよびニボルマブ+イピリムマブは、別々の臨床試験に基づいて進行メラノーマに対して承認された治療法であるが、直接的な比較は存在しない。

方法:治療の逆確率重み付け(IPTW)を用いて、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、治療関連有害事象(TRAEs)などのアウトカムに焦点を当て、ベースラインの差を調整するために間接的な治療比較を実施した。

結果:IPTW後、両治療はPFS、確認された客観的奏効率、OS、およびメラノーマ特異的生存率において同程度の有効性を示したが、relatlimabは重度のTRAEsが少なかった。

結論:ニボルマブ+relatlimabは、未治療の進行メラノーマ患者に対して、ニボルマブ+イピリムマブと同等の有効性を示し、安全性も改善した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.01125
PMID: 39137386

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