再発および治療抵抗性多発性骨髄腫におけるMezigdomideとデキサメタゾンの併用。

原題
Mezigdomide plus Dexamethasone in Relapsed and Refractory Multiple Myeloma.
背景:Mezigdomideは多発性骨髄腫の臨床前モデルで有望な新薬である。本研究は、再発および治療抵抗性骨髄腫患者を対象に、デキサメタゾンと併用したmezigdomideの安全、薬物動態および有効性を評価することを目的とした。
方法:この研究には、推奨用量を決定するための用量漸増フェーズと、全体的な反応、安全、および有効性を評価するための用量拡大フェーズの2つのフェーズがあった。患者は、決定されたスケジュールに従ってmezigdomideとデキサメタゾンを投与された。
結果:用量漸増相では、好中球減少および発熱性好中球減少が最も一般的な用量制限副作用であった。第2相の推奨用量は、mezigdomide 1.0 mgをデキサメタゾンと併用して1日1回投与することと決定された。用量拡大相では、患者の41%が全奏効を示し、無増悪生存期間中央値は4.4ヵ月であった。
結論:Mezigdomideとデキサメタゾンの併用は、重度に前治療された多発性骨髄腫患者において、管理可能な副作用で有望な有効性を示した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2303194
PMID: 37646702

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