原題
A comparison of target volumes drawn on arterial and venous phase scans during radiation therapy planning for patients with pancreatic cancer: the PANCRINJ study.
背景:本研究では、特に静脈内造影剤投与後の動脈相と静脈相を比較して、膵癌の放射線治療計画における観察者間のばらつきを検討した。
方法:20人の非転移性膵癌患者を対象とし、治療前のCTスキャンを評価して、放射線科医と放射線腫瘍医の間で腫瘍容積推定値の精度を比較した。
結果:その結果、腫瘍容積を測定する際に観察者間で共通のばらつきが認められたが、動脈相と静脈相の間に有意差は認められなかった。見逃された腫瘍はほとんどなく、腫瘍専門医間では中等度の一致が認められた。
結論:本研究は、膵臓画像における放射線腫瘍医の訓練を推奨することによって結論し、正確な治療計画のための集学的チーム内の協力を促進する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02477-8
PMID: 39010133
コメント