放射線腫瘍学におけるePROMの自動化と、それが患者の反応とバイアスに及ぼす影響。

原題
Automation of ePROMs in radiation oncology and its impact on patient response and bias.
背景:本研究の目的は、癌情報システム(OIS)内に電子患者報告結果測定(ePROM)ツールを統合することが、患者の奏効率とデータバイアスに及ぼす影響を評価することである。

方法:ePROMsツールを開発し、自動化し、OISの治療スケジュールに従って患者に電子メールアンケートを送信した。異なる患者コホート間の潜在的なバイアスとともに、自動化が募集および奏効率に及ぼす影響を分析した。

結果:自動化により、患者管理の作業負荷は有意に減少したが、乳癌および頭部と頚部癌のコホートでは奏効率が低下した。さらに、電子メールベースのPR OMは、患者の登録時に年齢バイアスを導入した。

結論:OISにおけるePROMの統合は効率を改善するが、患者の反応の低下によりデータの質に影響する可能性がある。したがって、効率と正確な臨床転帰の必要性とのバランスをとることが不可欠である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110427
PMID: 39002570
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました