原題
Diffusion-weighted imaging on an MRI-linear accelerator to identify adversely prognostic tumour regions in glioblastoma during chemoradiation.
MRI-線形加速器(MR-Linacs)上の拡散強調画像(DWI)が脳腫ようの一種である神経こう芽腫の治療反応性を評価できるか否かを検討した。
方法:75人の神経こう芽腫患者が化学放射線療法を受け、32人がMR-Linacで治療された。画像化は、治療開始後2、4、および10週目に実施された。コックスモデリングを用いて、生存率と臨床変数との相関、ならびにGTVおよび低ADC領域の変化を評価した。
結果:DWIデータセットの解析から、MR-Linac上の低ADC領域の変化は、2週目から5週目までの全生存(OS)の予後を予測することが示された。MR-sim上の低ADC領域の変化も、GTVの変化と比較して、OSおよび無増悪生存期間(PFS)との強い相関を示した。
結論:MR-リニアックDWIは、OSおよびPFSを予測する低ADC腫瘍体積を同定することができ、造影増強GTVの予測値を上回る。低ADC領域は、膠芽腫治療における用量漸増の標的となる可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109873
PMID: 37640160
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