胸部大手術(COP-AF)を受ける患者における非心臓手術後の周術期心房細動および心筋障害に対するコルヒチンの効果:国際無作為化試験。

原題
Effect of colchicine on perioperative atrial fibrillation and myocardial injury after non-cardiac surgery in patients undergoing major thoracic surgery (COP-AF): an international randomised trial.
背景:炎症バイオマーカーは、非心臓手術後の心房細動および心筋障害のより高いリスクと関連している。本研究は、抗炎症薬コルヒチンがこれらの合併症を減少させるかどうかを明らかにすることを目的とした。
方法:COP-AF試験では,心臓以外の胸部大手術を受けた55歳以上の患者を対象とし,周術期AF,心筋障害,敗血症または感染,非伝染性下痢症に無作為に割り付けた。
結果:本研究には3209名の患者が登録された。C群とプラセボ群の間で、AFまたは心筋障害の発生率に有意な差はなかったが、C群では非伝染性下痢症のリスクが高かった。
結論:Iは胸部手術を受ける患者のAFや心筋障害の発生率を減少させなかったが,非伝染性下痢症のリスクを増加させた。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)01689-6
PMID: 37640035

コメント

タイトルとURLをコピーしました