局所進行子宮頚癌に対するコンピュータ断層撮影ガイド下適応小線源治療と併用した回転型強度変調放射線治療の安全と効果:単一施設での経験。

原題
The safety and efficacy of volumetric modulated Arc therapy combined with computer tomography-guided adaptive brachytherapy for locally advanced cervical cancer: a single institution experience.
背景:本研究では、進行子宮頚癌の治療におけるCTガイド下適応小線源治療(CTGAB)と併用した回転型強度変調放射線治療(VMAT)の効果と安全を評価した。この併用療法は、子宮頸癌治療のゴールドスタンダードであるMRIガイド下適応小線源治療と比較して、費用対効果が高く、多くの施設で容易に利用できる。

方法:VMATおよびCTGABを受けた進行子宮頚癌患者102人のデータを後ろ向きに分析した。本研究では、他のパラメータの中でも、局所制御、全生存率、治療への反応などの因子を考慮した。

結果:この研究では、治療後2年および3年の患者において、実質的な陽性反応、満足のいく生存率、および忍容可能な毒性が認められた。中等度の消化管および泌尿器毒性は、ごく一部の患者にのみ認められた。

結論:CTGABと組み合わせたVMATは、局所進行子宮頚癌の治療に有効で、安全で、手頃な価格の解決策を提供し、満足な制御、生存率、及び最小の重篤な副作用を示した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02476-9
PMID: 38909242

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