HR陽性、HER 2陰性、HER 2変異陽性の転移性乳癌に対するネラチニブ+フルベストラント+トラスツズマブ:SUMMIT試験のアウトカムおよびバイオマーカー解析。

原題
Neratinib + fulvestrant + trastuzumab for HR-positive, HER2-negative, HER2-mutant metastatic breast cancer: outcomes and biomarker analysis from the SUMMIT trial.
背景:本研究は、HER2変異を有するホルモン受容体陽性(HR+)転移性乳癌(MBC)患者を対象に、ネラチニブ単独、ネラチニブ+フルベストラント、またはネラチニブ+フルベストラント+トラスツズマブ(N+F+T)の有効性を評価することを目的とした。方法:患者は異なる治療の組み合わせを受け、有効性のエンドポイントが測定された。DNA分析と配列決定も実施された。結果:N+F+Tの組み合わせは、39%の客観的奏効率(ORR)と8.3ヶ月の無増悪生存期間(PFS)の中央値を示した。他の治療の組み合わせでは奏効は観察されなかった。追加のHER2変化および他の遺伝子の突然変異を有する患者は、さらなる精密標的化の可能性を示した。結論:N+F+Tは、HR+HER2-変異体MBCに対する臨床的に意味のある治療選択肢であり、本研究は、ネラチニブベースの治療でHER2変異を標的とすることの翻訳上の意味を理解するのに役立つ。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.08.003
PMID: 37597578
Open Access

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