原題
Stereotactic Management of Arrhythmia – Radiosurgery in Treatment of Ventricular Tachycardia (SMART-VT). Results of a prospective safety trial.
背景:定位不整脈放射線アブレーション(STAR)は心室頻拍(VT)の治療として人気が高まっているが、その安全性と有効性に関する前向きデータは限られている。
方法:本研究では、VT再発患者11名を対象に、STARの安全と有効性を評価した。電気解剖学的マッピングおよび心臓ゲートCTを用いて、不整脈基質に25 Gyを単回投与した。主要評価項目は安全性とし、3ヵ月以内に治療関連のグレード3以上の有害事象(AE)が2件以下と定義した。
結果:1人の患者は、おそらく治療に関連したグレード3以上のAE(グレード4の心不全増悪)を示したが、保存療法で消失した。評価可能な患者10人でVT負荷が84.3%減少したが、VT再発は8人の患者で発生し、追加治療を必要とした。3人の無関係な死亡が記録された。
結論:STARは安全かつ有効であると考えられるが、長期アウトカムおよび標準治療と比較する対照試験が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109857
PMID: 37597807
Open Access
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