切除不可能な肝細胞がんにおけるdurvalumabとの併用に関する第III相HIMALAYA試験からの患者報告アウトカム。

原題
Patient-Reported Outcomes From the Phase III HIMALAYA Study of Tremelimumab Plus Durvalumab in Unresectable Hepatocellular Carcinoma.
背景:HIMALAYA試験では、切除不能肝細胞癌(uHCC)患者の生存率改善におけるSTRIDEレジメンの有効性を、標準治療のソラフェニブと比較して検討し、患者報告アウトカム(PRO)も報告した。

方法:参加者は、STRIDE、durvalumab、またはソラフェニブを受けるように割り当てられた。PR Oは、確立された生活の質(QoL)評価ツールを用いて、全般的な健康状態および疾患関連症状を含むいくつかの側面を検討して評価した。

結果:PROのコンプライアンスはすべての治療で高かった。STRIDEおよびdurvalumabでは、ソラフェニブと比較して、全般的な健康状態/生活の質、機能、および症状の有意な改善が観察された。

結論:標準治療と比較して、STRIDEとdurvalumabは患者の健康状態と症状の緩和に有意な利益を記録し、将来のuHCC治療計画のための潜在的な考慮事項となった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01462
PMID: 38805668

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