放射線療法中の上咽頭がん患者における疲労と身体組成低下との関連分析:観察的縦断研究。

原題
The association analysis between fatigue and body composition loss in patients with nasopharyngeal carcinoma during radiotherapy: An observational longitudinal study.
背景:本研究は鼻咽頭癌患者における疲労と週毎の身体組成変化との間の関連を理解することを目的とした。

方法:4つの身体組成測定および疲労の評価を放射線療法中に毎週実施した。一般化された加法混合モデルの使用は、縦方向の疲労と身体組成の関係を分析するのに役立った。不安と抑欝は辺縁構造モデルを用いて制御した。

結果:疲労は治療の5週目にピークに達し、体組成の変化は2週目に始まった。体重減少、BMI、体脂肪率、除脂肪体重減少は疲労と正の相関を示し、特に53歳以上で教育レベルが高く、世帯収入が5000元/月以上、ステージIII以上で集中治療を受けている患者で顕著であった。

結論:体重,BMI, 体脂肪率,除脂肪体重の週毎の減少は,NPC患者における放射線療法中の疲労発生を独立して示すことができた。

Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110340
PMID: 38797492

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