大容積の脳転移における肉眼的腫瘍標的容積の決定における時間遅延造影スキャンの効果。

原題
The effect of time-delayed contrast-enhanced scanning in determining the gross tumor target volume in large-volume brain metastases.
背景:本研究は,放射線治療のための肉眼的腫よう容積(GTV)の決定を支援するために,異なる遅延時間での増強磁気共鳴(MR)走査を用いて,大容積脳転移(BM)の境界と形状の変化を評価することを目的とした。

方法:155人の患者を、ガドリニウムベースの造影剤の注射後に特定の間隔で実施した造影(CE)T 1強調画像スキャンを用いてモニターした。種々のGTVと脳白質(BWM)の体積、形状、信号強度を分析した。

結果:GTV容積の有意な変動が各時点で観察された。GTVとBWMの間のコントラスト比は5分でピークに達した。ほとんどの融合GTVは5%未満の容積減少率を示した。

結論:遅延時間を変化させた増強MRスキャンは、大容量BMの境界と形状に有意差を示した。したがって、正確なGTV決定のために、特に10分以上の時相を用いて、時間遅延多相CEスキャンを考慮すべきである。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110330
PMID: 38768715

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