[(177)Lu]Lu-DOTATATEで治療された胃腸膵神経内分泌腫瘍患者における吸収された用量反応関係:個別化医療への一歩。

原題
Absorbed Dose-Response Relationship in Patients with Gastroenteropancreatic Neuroendocrine Tumors Treated with [(177)Lu]Lu-DOTATATE: One Step Closer to Personalized Medicine.
背景:放射線治療薬である[Lu]Lu-DOTATATEは、大量のソマトスタチン受容体を発現する手術不能な胃腸膵神経内分泌腫瘍(GEP-NET)に対して承認されている。本研究では、治療後の線量測定によって治療の成功と副作用を予測できるかどうかを検討した。

方法:2016〜2022年に[Lu]Lu-DOTATATEで治療した患者を対象とした。臓器および腫瘍に吸収される放射線を計算した。吸収された放射線と毒性/腫瘍縮小との間の相関を回帰モデルを用いて検討した。

結果:線量測定研究は、腫瘍によって吸収された放射線と腫瘍の縮小および生存との間に有意な相関を示した。血液学的毒性は脾臓または骨髄によって吸収された放射線と相関していた。腎臓によって吸収された放射線は毒性と相関していなかった。

結論:[Lu]Lu-DOTATATEによるGEP-NETs治療では、線量測定は生存と毒性を予測し、臨床管理に影響する。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.267023
PMID: 38637144

コメント

タイトルとURLをコピーしました