上咽頭がん患者における非浸潤頸部の容積縮小照射:非盲検、非劣性、多施設共同、ランダム化第III相試験の最新の結果。

原題
Reduced-Volume Irradiation of Uninvolved Neck in Patients With Nasopharyngeal Cancer: Updated Results From an Open-Label, Noninferiority, Multicenter, Randomized Phase III Trial.
背景:選択的上頚部照射(UNI)を利用した後のN0-1鼻咽頭癌(NPC)における3年領域無再発生存率(RRFS)は、標準的な全頚部照射(WNI)と比較して同程度であることを見出した。

方法:この無作為化試験対患者は、UNI(n=224)またはWNI(n=222)のいずれかを罹患していない首に対して受けた。

結果:74か月後、両群はほぼ同様の5年OSとRRFS率を示した。しかし、UNI群は甲状腺機能低下症、頚部組織損傷、えん下困難、及び下頚部総頚動脈狭窄の頻度が低く、放射線療法後の循環リンパ球数が高かった。

結論:上頚部照射はN0-1 NPCに対する標準治療であることが確認され、優れた有効性、長期毒性の低減、及び潜在的により良い免疫機能保持を提供した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02086
PMID: 38507662

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