米国食品医薬品局の承認概要:相同組換え修復遺伝子変異を有する転移性去勢抵抗性前立腺癌患者の治療のためのエンザルタミドと併用したタラゾパリブ。

原題
US Food and Drug Administration Approval Summary: Talazoparib in Combination With Enzalutamide for Treatment of Patients With Homologous Recombination Repair Gene-Mutated Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer.
背景:米国FDAは、HRR遺伝子変異mCRPC患者の第一選択治療として、エンザルタミドと併用してタラゾパリブを承認した。

方法:TALAPRO-2試験に基づいて、1,035人のmCRPC患者にエンザルタミドまたはプラセボと共にタラゾパリブを無作為に投与した。放射線学的無増悪生存期間(rPFS)を主要エンドポイントとした。

結果:有意なrPFSの改善が両コホートで認められ、ハザード比はそれぞれ0.63および0.45であった。特に、変異を有するmCRPC患者のrPFS HRは0.20であった。全生存データは不完全であった。

結論:FDAはHRRm mCRPC患者に対してこの併用療法を承認し、rPFSの改善を示し、OSの結果を奨励し、このような患者の一次治療に対する最初の承認となった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02182
PMID: 38452327

コメント

タイトルとURLをコピーしました