原題
Paediatric CBCT protocols for image-guided radiotherapy; outcome of a survey across SIOP Europe affiliated countries and literature review.
背景:毎日のコーンビームCT(CBCT)は、成人と比較して、小児の画像誘導放射線療法(IGRT)ではあまり一般的に使用されていない。本研究では、様々な治療センターにおける小児CBCTの使用と技術的設定について検討する。
方法:SIOPEと提携している35か国の246の癌治療センターでCBCTの技術的側面に焦点を当てた調査を行った。小児CBCTプロトコルに関する文献もレビューした。
結果:小児CBCTプロトコールの論文22件と50施設からの回答を分析した結果、CBCTには様々な技術的設定が用いられていることが示された。脳/頭部および腹部のプロトコールでは、用量範囲に特別なばらつきが認められた。
結論:小児IGRTにおける毎日のCBCTの広範な使用にもかかわらず、技術的設定には大きな矛盾が残っており、最適化されたプロトコルの必要性を示唆している。画質を維持しながら小児の線量を低減することに焦点を当てた研究はほとんどない。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109963
PMID: 38406888
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